FC2ブログ

アラスカの旅(後編)

翌日我ら一同はデナリ国立公園を目指す。多くの日本人はフェアバンクスでオーロラを見てこのデナリ国立公園にくるパターンが多いようだ。実際に行ってみると何組かの日本人らしき人たちも見かけた。

我々世代にはデナリというよりマッキンレー国立公園という方が馴染みやすいのだが1980年に改名されたようだ。北米最高峰のマッキンレー山を含む公園で日本の誇る探検家植村直己さんもこの山で消息を絶った。

公園内は自然保護のため一般車の通行は禁じられており、我々もチケットを買い裕福そうな年配ツーリストに混ざりバスガイドさんの説明付きツアーバスに乗り込んだ。多くの野生動物との出会いを期待している乗客にバスガイドさんは「ここはサファリパークじゃないから何にも出ないことだってあるのよ」とすぐに予防線を張った。私もイルカやクジラは見れますか?と期待しているゲストに「出ればいいけど水族館じゃないからねー」と同じような説明をするので彼女の気持ちは良くわかる。ずっと何も出てこなかったが最後にのっそり大きなムースの親子が顔を見せた時は彼女もホッとしてことだろう。マウイでも観光客満載の大型ボートが泊まる場所からは亀も魚も少なくなってしまうのと同じようにデナリーもこういうバスではなく自分の足で歩きキャンプなどをしたらもっと自然の懐に飛び込め野生動物なども見やすいだろう。

IMG_8293.jpg
語り方やジェスチャーがかなり演劇部入ってるレンジャーがアラスカの山小屋と自分がここに来たきっかけみたいなことを話している。

DSC_7144.jpg
彼女はネィティブエスキモーの暮らしを紹介してくれ素敵な先住民の歌も披露してくれました。

IMG_8371.jpg
帰りがけにのっそり歩いて来た野生のムース。母親ムースは子供を守るために後ろ足で立ち前脚で人を叩くことがあるので気をつけろと聞かされた。

IMG_8305.jpg
その晩はデナリのRVパークで一泊。コインシャワーを浴び各自のんびり。

IMG_8301.jpg
アメリカ中いろんな場所から来ているのでナンバープレートを見ているだけで楽しい。しかも大型バスほど大きなキャンパーに夫婦二人ってどうよ?ハワイで多いミニトラックなどは少なくここではフルトラックが主流。

IMG_8306.jpg

IMG_8302.jpg

DSC_7159.jpg
岡崎隊長、靴下にビーサンがよく似合う。

のんびりしリフレッシュした後はオンザロードアゲイン。今宵のねぐらは決まっていない。アンカレッジ方面に車を走らせながらどこかいい場所があったら適当に泊まろうというワクワクするロードトリップ。道路も走りやすく車も少なく景色は満点、天気も満点。

IMG_8368.jpg
すると運転席から「ヒロさーん」と声がかかる。前方をみると雄大なマッキンレー山(デナリ山)がいきなりドッカーン。夏の時期は雲がかかりやすくなかなか見えないと聞いていたのでラッキーだ。6190m、ハレアカラ山の倍、文句なく美しい。

DSC_7221.jpg

DSC_7175.jpg

IMG_8477.jpg
好きな場所に車を止めながらビーバーや野生動物を探す。

チェックしに入ったデナリ州立公園内のキャンプ場が一同気に入ったので今夜のお宿が決定。湖のほとりだ。それぞれ好きなことをして過ごす。

IMG_8467.jpg

IMG_8472.jpg

IMG_8460.jpg

IMG_8345.jpg

alaska - 1 (3)
多分アラスカの湖ではこういう乗り物、こういう格好が正しいのでしょう。裸族の我々を見てギョッとしてました。

IMG_8448.jpg

IMG_8447.jpg
久しぶりにドローンも飛ばしました。

alaska - 1 (5)
この湖畔のキャンプ場なかなか良かったです。

そしてアンカレッジに戻る前にマッキンレー山に登る登山家たちがベースにしているタルキートナという町に寄る。植村直己さんもここから小さなセスナに乗りベースキャンプまで行ったのだろう。アラスカ鉄道の駅もあり多くの観光客とおみやげ屋が軒を揃える。ブッシュパイロットと呼ばれるセスナの操縦士達が住む町でもある。
alaska - 1 (6)

alaska - 1 (7)

alaska - 1 (11)
この日は7月4日。タルキートナの町のパレードをビールを飲みながら見ていました。

その後町の歴史博物館へ。62歳からシニアディスカウントというので「あと半年」というとOKOKと笑いながらディスカウントしてくれました。目的の一つ植村直己さんのコーナーもしっかりありました。
alaska - 1 (9)

alaska - 1 (10)
マッキンレーの山のどこかに眠っている植村さん、きっと人望も厚く素晴らしい人だったのでしょう。合掌。

alaska - 1 (12)
この時はマウイ在住日本人が結集したのを思い出します。

alaska - 1 (13)
アラスカのブッシュパイロットなのだろうか。ローカルの人は大型犬を連れている人が多い。

タルキートナ、素敵な町でした。そして我々はアンカレッジの町に戻り最後の夜は私の希望で一度も食べてないアラスカンキングクラブを豪勢なレストランで食しました。
alaska - 1 (14)
私のカニはあなたのよりかなり小さくないかと文句を言っております。

その日は結婚記念日でお店からデザート、みんなからは素敵な寄せ書きカードをもらいました。
alaska - 1 (16)
私の腕はこんなに太くないと岡崎画伯の絵に文句を言っております。

店から出た時に見たアンカレッジ最後の夕日はとてもきれいでした。
alaska - 1 (17)
時刻は夜10時。

この夜は久しぶりにホテルのベッドでゆっくりと眠りました。翌日は飛行機の時間までみんなで自由行動。おみやげ屋を回ったりアラスカ観光局を見学したり。
alaska - 1 (23)

alaska - 1 (21)

alaska - 1 (22)
可愛いアラスカ観光局の建物

そして最後にパンダエクスプレスで中華料理をテイクアウトしアンカレッジ空港そばの水上飛行機の桟橋で食す。
alaska - 1 (26)

alaska - 1 (27)
飛べない豚はただの豚だぜ。

良い旅、良い酒、良い仲間。みんなありがとう!
DSC_7223_20180802074217edf.jpg

そしてA HUI HOU ALASKA
alaska - 1 (24)
ハワイからは思ったより近いアラスカ(6時間)今度はいつ来ようかとすでに心はときめいている。

ご愛読ありがとうございました。岡崎さんも早く書いてね。笑





















スポンサーサイト

アラスカの旅(中編)

ボートから降りSewardの町外れにあるRVキャンプ場に一泊した後、友ちゃんの友人クレイマーとティムの住む村まで車を走らせる。二人ともアンダーグラウンドでは有名なクライマーらしいが今は時々撮影の仕事などを手伝っているという。「以前は毎日ガイドをして働いてたけど暮らしていくのにそんなにお金必要ないもの」と自由を満喫している様子。2.5エーカーある敷地内を案内してくれたが自然の中にお邪魔するように最低限の人間のスペースを作っていて好ましい。

DSC_6909.jpg
クレイマー、ティム、友子久しぶりの再会。撮影のロケに行くときはこのバスで寝泊まりするらしい。

DSC_6907 (1)
バスが揺れてる時はノックするなって。笑

GOPR0796.jpg
彼らの住む手作りの小屋は電気も水道もないけど慣れればそんなに不便じゃないわよって。

GOPR0798.jpg
とても可愛くカンファタブル。薪ストーブが入っていて暖かい。

そして5分歩いた場所にあるポットントイレ。テイッシュは燃やして穴の中に捨ててくれと使い捨てライターが置いてある。
GOPR0806.jpg

GOPR0805.jpg
こんな風に使います。

トイレその2、テーマはハワイだって。
GOPR0818.jpg

GOPR0819.jpg
こんな風に使います。

実は一人でトイレに行くときはムースやクマにあわないかと結構ドキドキします。
GOPR0808.jpg
ムースの糞はそこらにゴロゴロ。

敷地内を案内してもらいその夜(といっても暗くならない)は近所の友人たちを招いてBBQパーティーをしてくれた。
IMG_8240.jpg

DSC_6905.jpg
チームジャパンは釣ったサーモンで刺身と手巻き寿司

IMG_8239.jpg
「ハワイじゃ裸の姉ちゃんがヤシの木の下で踊ってんだぞ」「本当かよー、行きてーよー」

IMG_8234.jpg
アンカレッジまで自分の育てた野菜を売りに行ってたお隣さん。都会のアウトドアやってますって人がスンマセンと謝っちゃうくらい本物のアウトドアの人たちです。

翌日はクレイマーとティムの案内で特別な靴を履き氷河ウォーキングをさせてもらいました。普段あまり危険な場所など歩かないけど、ここでは一歩滑れば下まで落ちちゃうしクレパスや小さな水溜りもあるので結構真剣です。

DSC_6989_20180729092718098.jpg
氷河までの道のり

IMG_8272.jpg
岡崎探検隊。隊長は長靴だけど。

DSC_7039.jpg
ザクザクとしっかり氷を突き刺し歩きます。

そしてティムが氷壁の登り方を教えてくれました。
DSC_7064.jpg

IMG_8317.jpg
男前ユキはここでも上手だった。

IMG_8328.jpg
ハイポーズ!

IMG_8380.jpg
最後にクレイマーたちの友人の経営する超絶ロケーションのレストランで食事をし解散。
楽しかったなー。夜なのに暗くならないなー。

続く





アラスカの旅(前編)

初めてのアラスカ。アンカレッジ空港を降りるとマウイの波乗り仲間、岡崎友子(以降友ちゃん)嬢がニコニコと待っていてくれた。なんとなくワイルドな場所を連想していたのだがとても近代的で清潔な空港だ。

今回のメンバーは私と妻のカナ、それにアラスカラブの友ちゃんとマウイの学生アキちゃんと妹のユキちゃん、それに彼女らのお父さん原田さんも姫路から合流しているので全部で6人という大所帯だ。

もともと原田ファミリーと友ちゃんがアラスカ旅行に行く予定だったのだが20年以上前からアラスカ通いをしている友ちゃんがガイドしてくれるなら俺らも行きたいなーというと「もちろん。一緒に行こうよ」と気持ち良い返事がもらえたわけだ。

車は豪華なモーターホームと動きやすいミニバンの2台を借り移動。金発掘で栄えた可愛い村ガードウッドを見学しその夜は湖畔のキャンプ場で車内泊。ミニバンはフルフラットになるので快適かと思っていたが寝袋に包まっていても窓ガラスを通して凍えるほどの冷気が入ってくるので快眠とは程遠い。「こりゃ無理だ」と翌日からは我々もモーターホームの住民になりました。モーターホームはスイッチ一つで幅が広がるのでリビングもベッドルームも広くなる。6人寝ても十分快適。

DSC_6426.jpg
ガイドの岡崎友子嬢。スノーボードにはまっている時期は数え切れないほどアラスカに来ていたらしい。パタゴニアのアンバサダーで実はおしゃれ。彼女のパタゴニアの服を見ているだけで結構楽しかった。

IMG_7732.jpg
カナ

IMG_7740.jpg
ゴールドで栄えたガードウッドの村。どの小屋も綺麗な花が飾ってありとても似合う。

IMG_7942.jpg
キャンプに来ていた可愛らしい親子

その後2時間ほどドライブしSEWARDというフィッシングビレッジに移動、RVパークで1泊。この港から出港するボートを1泊2日でチャーターしているので荷物をボートに詰め込んでいるとキャプテンのスコットが登場。原田さんも釣り師なのでまずは釣りをして旅の食料をゲットしようぜという計画。

IMG_8141.jpg
元気なアキ・ユキシスターズは旅の間私の良いモデルになってくれました。

マウイの海に亀がポコポコいるようにSEWARDの海には(港の中にも)ラッコがたくさんいて癒される。釣りには消極的な私だが(もう老眼で見えないのだ)ボートを出すといきなりのこの海の自然度にやられた。アメリカの国鳥ハクトウワシから始まり断崖絶壁の下にはアザラシが寝そべりボートと並走するザトウクジラがブオーッと潮を吹く。おおーと感動していると「俺たちしょっちゅうマウイで見てるよな」と気づき友ちゃんと苦笑い。ザトウクジラに関してはマウイでは絶対見れないバブルリングの捕食風景が見たかったのだがそうしょっちゅうやってくれるものではないらしい。

IMG_7897.jpg

DSC_6465_20180719110637996.jpg

IMG_7874.jpg

DSC_6561.jpg


外洋はやや荒れていたが多くの静かな入り江があるので問題なし。キャプテンスコットはよく働く。気づかぬ間にアンカリングし我々を楽しませようとライフル射撃までさせてくれる。どうやらここが今夜の寝ぐらになるらしい。ボートのバウに2段ベッドが二つあり4人寝られる。二人はキャビンで寝、キャプテンは操舵室で横になる。ボート内はストーブがあるので暖かく快適。

IMG_7978.jpg

翌日は釣り。外海は荒れているのであまり遠くまで行けないと言いながら魚探を眺めながら数カ所ポイントを移動させる。みんなで竿を上下させていると、いきなり友ちゃんの竿がしなる。四苦八苦しながらリールを巻いていると他のボートもなんだなんだとチェックに来る。船まで引き寄せキャプテンが網でゲット。見事なキングサーモン。この時期はまだ少ないので売れば500ドルになるぞとスコットは言ったが我々の大事な食料、売るわけにはいかん。

DSC_6592 (1)

その後ユキの竿が大きくしなる。「もう無理ー」と大声をあげながらようやく釣り上げた獲物は大きな大鮃。このあたりからユキは男前ユキと呼ばれるようになった。なんせ可愛い顔してるくせに薪を割らせてもライフルを撃たせても氷河を登らせても上手いのだ。

IMG_8122.jpg

ちなみに私は地味なブラックシーバスを2匹釣りましたが彼女らの影に隠れてしまいました。笑

大物を2匹仕留めたので釣りを切り上げボートを走らせ氷河を見に行くことにする。この辺が観光船ではなくボートチャーターの強みだ。キャプテンがリクエストに応えてくれる。

氷河はTVや映画などで見ているが実際にその1万年くらい前の青がかった大きな氷の壁を目の前にするとその迫力に圧倒される。時々表面の氷が海に落ちるドーンという音と水しぶきも凄い。

土砂降りの中、友ちゃんとアキ・ユキはSUPで海に出るという。アキ・ユキはキャプテンの用意してくれた大きなボードだが友ちゃんは自分の小さなウエーブボード。みんな落ちるなよー。

DSC_6683.jpg

DSC_6694.jpg

DSC_6712.jpg

DSC_6748.jpg

この良い笑顔。間違いなく旅のハイライトのひとつでした。
その後氷河の氷をアイスボックスいっぱいに詰めお持ち帰り。1万年前の氷でオンザロックを楽しみました。

ボートはSEWARDの港に戻り働き者キャプテン・スコットとお別れ。私と同い年なのに新しいボートをオーダー中というので驚く。生涯現役かー。
IMG_8059.jpg

スコット濃ーいツアーをどうもありがとう。

我々は魚をしっかりゲットしSewardのRV PARKでその日は爆睡。

続く






Vacation Hangover

先日アラスカのキャンプトリップから帰ってきた。広大な美しい自然の中で何をやってもいい自由、何もやらなくてもいい自由を謳歌しながらマウイに戻ってきたが、いつものキヘイの海に出ると人の多さにびっくりし、昨日も今日もカヌーで人の少ない場所を探し遊んでいた。

住みたいとは思わないが頭はアラスカのことばかり考えている。

そんなことを海でひょっこり会ったAutumnに話すと「それはバケーションハングオーバー(バケーションの二日酔い)って言うんだよ」と新しい言葉を教えてくれた。彼女も日本に住んでいたときにバケーションに行くといつもそのハングオーバーに悩まされていたらしい。今は環境の良いマウイに住んでいるのでそれほど酷くないと言ってたけど。

マウイに住んでいる自分にハングオーバー気分を与えるアラスカ、結構やばい。今度は9月のはじめ頃にオーロラと紅葉を見に行きたいと密かに思っています。


IMG_8148.jpg
旅の前半はこの2台で動いてました。

IMG_8072.jpg
Sewardというフィッシングビレッジに泊まり翌日はサーファーでキャプテンのスコットがオーナーのこのボートで一泊し旅の貴重な食料をゲットしに海に出ました。

旅の様子はまた時間のあるときに紹介していこうと思っていますが今回の旅を実現するきっかけになった20年以上前からアラスカに通いつめてる岡崎友子嬢とモーターホームを提供してくれた原田さんに感謝です。それとこの旅にスパイスを効かしてくれた若くて元気なアキ・ユキシズターズもナイスでした。




カテゴリ
最近の記事
最近のコメント
過去ログ
FC2カウンター
リンク
プロフィール
みんな元気かい?

HIRO吉

Author:HIRO吉
マウイ在住無重力会社運営人
HPアドレスwww.zerogravitymaui.com
メールはzero@maui.netまで