バレンタインと鯨

実は一眼レフのカメラをレンズごと包み込んでしまうコンドームのようなゴム製の防水パックを買ったので今回は初めてニコンのカメラに装着し愛用のカヌーに乗せおそるおそる海に漕ぎ出した。

目的はもちろん鯨の撮影、一人で海の真ん中に漕ぎ出し地球上の一番大きな動物の営みに感動しながらシャッターを押している。

朝7時前の太陽はまだハレアカラの後ろ、薄い青とピンクの混ざったようななんとも言えない空の色、海面の色。その静寂の中に一人ぽっつんといると時々バッシャーンとかバッコーンとかいう音がどこか遠くから聞こえてくる。鯨がジャンプ(ブリーチング)したり、尻尾で海面を叩いている音(テールスラッピング)だ。

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やや遅い時間になると観光の船が鯨を見つけ海のあちこちに止まりだすが、そういう大きな観光船と一緒の鯨では私まで見られているような気がして好きではない。第一マイクの声がうるさいのであくまで観光客満載の大型船は避け自分だけの鯨を探す。

この日は岸から2マイルほど漕ぎ出すと母親鯨とその頭に産まれたての真っ白くふにゃふにゃの赤ちゃん鯨を乗せた親子鯨を見つけた。そちらの方に漕ぎ出していくと真横からオス鯨が「あまり近づくなよ」とでも言いたげにいきなり出てきて威嚇されたので驚いた。鯨でもイルカでも同じだがある程度近づいて逃げていく動物は深追いはしない。一緒に遊ぶ気があったり人間を気にしないイルカや鯨なら友好的な付き合いができるのでそのようなクジラ・イルカを探す。とはいえ100ヤード(90m)以内に近づいてはいけないルールなのでひたすらあっちから近づいてきてくれるのを待つのだが。

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ふと気づくとこの日はバレンタインデー、恋のときめきも遥か昔に忘れてしまった自分は鯨と濃厚なデートをして過ごしましたとさ。

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