タカの挑戦!

今日は友人タカの話。

僕のようにいつも楽しいことだけマイペースでやっている人間と違って、タカはいつも限界に挑戦している。かといって無茶をするわけでもなく一歩一歩研究実践しながら前進しているのでたまに会って話を聞くととても刺激的だ。日本人でジョーズを初めてパドルインでサーフィンしたのも彼。

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ジョーズチャレンジ中のタカ

たまたまそのとき私の撮った写真の1枚がサーフ雑誌に載ったので知ってる人も多いと思うが、その大波に乗るためにオフシーズン(奥さんもサーファーなのだが、春夏秋の波は全部お前にやるので冬の波だけ俺にくれと説得している)はパドルボードでパドリングを鍛え、大波に巻かれたときのために素潜りの呼吸を覚え、いまでは6分間呼吸を止められ平気で30mくらい潜る。と同時に水泳の必要性にも目覚めプールのライフガードから泳ぎ方を習い、毎週のように遠泳仲間とマケナの方で泳いでいる。いまではみんながボートで行くモロキニ島まで泳いで帰ってくるというので驚く。

そのタカが今回はラナイ島からマウイ島まで泳いで横断するという。ボートからのサポートはかなり前から頼まれていたので昨日朝5時にマラランプに集合しラナイ島まで行ってきました。メンバーはスイマーが3人でその他キャプテンとサポート隊。直線距離にして約10マイル(約16キロ)だがうねりも風も潮の流れもあるので尋常じゃないだろう。

ボートに乗り込みキャプテンに挨拶すると「アロハカイに乗ってたヒロか」と私のことを知っていてかなり多くの共通のキャプテン友達がいることが分かった。これなら長丁場のサポートでも話に尽きない。笑

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スタートはラナイ島の元クラブラナイがあったピア。彼らは泳いで上陸しのんびり写真などを撮った後いよいよスイム開始。
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30分ごとに休み水分栄養補給しスイムを再開というパターンで初めの3時間くらいはいいペースで泳いでいたが、疲れが見え始めたタカがやや遅れるのでトップの2人はタカがくるまで少し待っていて全員揃ったところでまた泳ぐ、という感じで横断を進めていった。距離が開くとすぐに見失ってしまうのでこの辺は大事だ。

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天候の方は風が吹いたり止まったりで中盤まではそれほど酷くなかったが、横断3分の2ほどいったあたりから暴風になり、26フィートのボートは枯れ葉のように揉まれ、船の中にもざぶんざぶんと水が入ってくる。私とボートクルーは酔わないのでビールを飲みながら応援してたが他の二人のアメリカ人サポートはゲロゲロ状態で可哀想。

海がもみくちゃになりスイマーたちも泳ぎ辛そうだなと思ってた時にキャプテンが「今何か見えたから水面を良く見といてくれ」と我々に言いながらボートを数回旋回させる。結局その時は何も見えなかったのだが、何か見えた=タイガーシャーク、というのは伝わった。「どうしたの?」とスイマーに聞かれたが確かではないので「なんでもない」と受け流す。スイミングペースはあいかわらず先頭の2人にタカがやや遅れてしまう。海も荒れているのでこのままでは見失いそうで危ない。「タカ大丈夫か?」と聞くと「無理すると足がつりそうです」とのこと。あまり距離が開いてしまうと危険なのでボートの我々は相談し3人でタカのペースで泳いでもらうか、もしくはタカにボートに上がってもらうか、などと話している時にタカが両手をぶんぶん振りヘルプの合図。近づくと真下にタイガーシャークがいるという。やはりさっきのはタイガーシャークだったのか。今はボートの真下だという。やや前にいた二人が「どうしたの?」と聞いてきたので片手を頭の上に立てサメの合図。

「シャーク?」と尋ねるローラにイエス!と答えると彼女がボートまで泳いでくるスピードの速いこと。ご存知のようにサメは水面で暴れるものに興味を示すので僕とキャプテンは両手でカームダウンの合図を送るが見えちゃいない。先に階段を上っているもう一人のスイマー、ブレントの背中に這い上がるようにボートに戻ってきた。全員戻ってきたところで作戦会議。中止するか続行するか。ローラのボーイフレンドとブレントの奥さんは絶対速攻中止派、我々にはスイマーの気持ちがわからないので黙っているとタカが「危ない水域を離れそこからまた泳ぎ始めよう」とナイスな提案をしみんな納得。

1マイルほどボートで走り海も穏やかになってきた海域でスイミング再開。観光客だらけのカアナパリビーチに見事ゴール。ビーチに上がりお互いを祝福している情景がカメラ越しに見える。この辺のツーリストに彼らがラナイ島から6時間かけて泳いできたんだよと教えるとどんな反応を見せるのだろう、とそんなことを考えながらシャッターをパチリ。

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サメ騒動でボートに乗った距離もあったが初めはタカが自分の力を試すため一人でやろうとしてたところに、他の2人のスイマーが参加したのだが当初の目的の「自分の力を試す」という意味では、この海峡横断チャレンジは見事成功だろう。

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ローラ、タカ、ブレント。両脇の二人、身体の大きさがハンパない。

先ほどタカにあってきたが「あの二人は早いね」というと「二人とも小学校から大学までがっつり水泳をやってきた人たちなので僕みたいなにわかスイマーとは違います。でも今回足腰の弱さを実感したのでこれからは足腰のトレーニングに山を走ります」とどこまでもMな男ぶり。話がサメの話になると「あの時僕ウ⚪️コしてたんですよねーだからかなー」とオチを付けるのもさすが大阪人、あっぱれ!

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尊敬できるおもろい奴です。

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