「お国の大事」と「ワンタンメン」

妻はカナハに波乗りに行ったが、私は1週間ぶりのSUPなので波の穏やかな近所の海で遊ぶ事にした。10’7”の大きめなボードでヒザほどの波に乗りノーズの練習。アタマには野球帽、耳にはアイポッド、上半身裸。太陽が気持ちよく時には暑くて水の中に飛び込むほどだ。乗りやすい波だけ選んで乗っている分には、どうやら腰の方は問題ない。

腰の療養中に今更ながらであるが「竜馬が行く」全8巻を読み終わった。日本史に疎い私は恥ずかしながら竜馬といえば海援隊のイメージくらいしかなかったが、薩摩藩と長州藩を仲直りさせたり徳川幕府に「あんたらは政治をあきらめなさい」と迫り大政奉還を実現させた偉いお方だったとははじめて知った。幕府や藩が自分の事ばかり考えていた時代に「アメリカの大統領は下部の給金のことまで考えちょる、えらいのう」と世界の政治を勉強し今の日本の政治の道しるべを作りながら、自分は政治に関わらず「わしゃぁ、船で世界中をぷらぷらしに行くけん」と。かっこいいのう。

そんな感じで幕末系の本ばかり読んでいたらすっかりアタマが固くなってしまったので、久々に椎名の本でリラックス。この人が山形県酒田市で食った激ウマワンタンメンの描写がすごい。

「ダシは日本海沿岸に多い小魚系で醤油味さっぱりめ。麵は奥の深いコシがあってややちじれながらも基本の姿勢はあくまでも実直にして豪胆。驚くべきはワンタンであった。薄い飴色はダシを良く吸い込んでいるのであろう。つるりするするという舌ざわり歯ざわり喉ごしのよさは従順にして温柔。その雲呑感(くものみかん)といったらしばし絶句ものである。しかもワンタンの量がいくら食ってもなくならないと思えるくらいのドウダドウダ的物量なのである。想像を絶する薄さとやわらかさにたじろいで、果たして今それが自分の口の中に入っているのかといささか頼りないような思いにとらわれるのだがさすが「おしん」のふるさとである。控えめでありながらあくまでも意志賢固。主人の麵をよくたてながら慎ましくも凛と胸を張ったこの妻、じゃなかった、このワンタンが常にそのかたわらにやさしく寄り添っているという、夫唱婦随の極上ワンタンメンなのであった」

さすが原稿用紙1枚なんぼのプロである。ワンタンメンの味だけでこんなに何行も費やせる。ちなみにひらがなが多く漢字が少ないという事も発見してしまった。これも原稿用紙の升目稼ぎの技だろう。でもまぁ、「きゃーおいしいー」しか言わない日本の料理番組に出るおバカタレントも少しは見習って欲しいものだ。

というわけで日本のクリスマスイブの日にやや長めのブログでした。

メリークリスマス

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メリークリスマス!

いいなー半そで...。v-402

こちらは黒潮が流れてる影響?で
例年より海水がちょびっと温かめらしいのですが
海入った後は
手がチリチリ痒くなります。v-292
軽いシモヤケでございます。v-356

うりゃりゃん、メリークリスマス。
お洒落な写真、拝見させてもらいました。今年もよろしくおねげーします。

「お国の大事」と「ワンタンメン」

山形の佐藤です。
ヒロさんのブログが楽しく、過去からずーと見ていたら、表題のブログを発見。
まさに地元、歩いて5分のラーメン屋。キヘイに出前できればいいのだけども・・・
ぜひ、食べに来て下さい。
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